信州佐久のうま煮専門店 魚甲商店

佐久鯉について

千曲川の清涼な水で育った佐久鯉 身がしまり泥臭くないのが特徴

佐久鯉は、佐久の厳しい環境が育てます。八ヶ岳から流れ出る千曲川の豊かで冷たい水、昼夜の寒暖差の激しい気候の中、他の産地では2年のところを3〜4年かけてゆっくり成長します。夏でも24度を超えない水の中で時間をかけて育つため、身は肉厚で旨味がみっちりと詰まり、川魚特有のくさみが全くありません。どのように調理しても美味しい自慢の鯉です。佐久鯉を一度食べれば鯉のイメージが変わるはずです。

佐久鯉の起源は、江戸時代にまで遡る

佐久鯉の歴史は古く、江戸時代、天明元年(1781年)に佐久桜井村の臼田丹右衛門が、大阪淀川産から親鯉数尾を佐久に持ち帰り飼育したことが始まりとされています。以来、食用に交配と改良を重ね、佐久の気候も手伝い、こんにちの佐久鯉が誕生しました。交通網が発達していない時代、海から遠い佐久地方において、鯉は貴重なタンパク源でした。人が集まる大切な席には必ず鯉がありました。様々な食材が手に入るようになった現在でも、鯉は冠婚葬祭の席やお正月など、特別な日のご馳走として広く愛されています。

薬効が多く「薬用魚」「療養魚」と言われるほど

鯉は古来より「薬用魚」と言われ、中国最古の医薬書には医薬品として書かれているほど様々な薬効に富んでいます。タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル等、栄養素は魚の中では抜群。その他にも利尿作用、むくみを取る作用、貧血防止、疲労回復、潰瘍抑制、肝臓病す、母乳の出を良くするなどの効果があるとされています。また、免疫を向上させる作用もあると言われ、病後や妊娠中など体力の低下時に良いとされています。